Topic-detection

背景

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)による問題を解決するためは、国や地方自治体における対策を、いかに早く適切に地域住民に伝えられるかが重要である。QA Lab-PoliInfo-2では、このような事態における情報技術の可能性を検討するために、地方議会会議録を対象とした3つのタスク(Stance Classification, Dialog Summarization, Entity Linking)に続く第4のタスク(Topic Detection)を行う。

目的

各地方自治体が発行する「議会だより」は、地域住民に議会の内容を分かりやすく伝える一つの方法であるが、人手により作成されるため発行までに時間がかかる。一方では、議員からの代表質問や一般質問などの内容を素早く伝えるために会議録の「速報版」を公開しているが、議題や論点の分かりやすさという点では改善の余地がある。そこで、Topic Detectionでは、会議録の速報版から、議題や論点として「適切な議題の一覧」を議員ごとにまとめて提示すること目的とする。また、「適切な議題とは何か」ということに関しても議論していきたい。

入力

東京都議会の令和2年第1回および第2回定例会における速報版(または代表質問と一般質問)

出力

議員ごとにまとめられた議題(Dialog Topic)となる語句の一覧

出力例

形式は自由です。以下に一例を示します。出力形式の説明ファイル(簡単なもので構いません)も一緒にご提出ください。提出はqalab-admin[あっと]nii.ac.jpに、タイトルを「Topic Detection提出」として添付でお願いします([あっと]を@に変更してください)

第1回定例会
 A議員
  ロックダウンの可能性:(251行目56文字目の発言から)
  原子力発電所
  … 
 B議員
  コロナ感染拡大防止
  病院移転
  …
 C議員
  病院移転
  商店街振興
  …
第2回定例会
 A議員
  … 
 B議員
  …
 C議員
  …

評価

提案から提出までの時間的な制約もあるため、オープンタスクと位置づけ、スコアによる優劣はつけない。参加者からの結果の提出後、タスクオーガナイザと参加者間で以下の点などを話し合う。

スケジュール

Formal Run (7月8日-7月31日)および参加者による評価期間(8月4日-8月10日)が終わってからの期間(8月11日-8月31日)を予定。

 

参加申込・ダウンロード方法

ダウンロードは、NTCIR15の申込終了後になります。データセットダウンロードまでの手順は次の通りです。

  1.  NTCIR15 の参加申込
  2. 東京都議会会議録データセットVer2のダウンロードの申込
    1. 申込には、NTCIR15の申込で登録したチーム名(アルファベット5文字)が必要になります。
    2. 自動返信でダウンロード場所をお知らせ致します。